長崎市で保育園や保育行政の仕事を長年にわたり経験されたベテランの先生を講師に迎え、7月6日に「保育園 園長講演会」が開催されました。
保育の仕事は、子ども、保護者、地域の人々、同僚の職員などさまざまな人と関わる、楽しいことが沢山あるやりがいのある仕事であるという話に始まり、具体的な場面を示しながらのわかりやすく、充実した内容の講演でした。
保育園は、幼稚園と比べて年齢の幅が大きいのが特徴で、各々の発達段階に合った対応が求められること、個性豊かな一人一人の子どもへの対応が必要であり、ていねいに応答的に関わること、子どもであっても一人の人格として尊重する姿勢が大切であることなど、子どもとの接し方のポイントが示されました。子どもにとって心地よい、安心、安全な環境を職員間の連携で整えることの大切さ、とくに最大の環境は保育者であると強調されました。
子どもは遊びの中でさまざまな学習をしており、それらに気づき、子どもの成長を見守り支援できるようになるため、子どもから学ぼうとする姿勢で実習に臨んでほしいと述べられました。聴講した実習前の2年生にとってはとくに役立つ内容の講演でした。
多少の落ち着きは見られるものの、平時とは言い切れない現状にあって、健康管理、感染症対策には十分留意し、日々の生活、保育園実習に備えてもらいたいものです。