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「長崎と鯨の食文化」について講演がありました(生活科学科生活総合ビジネス専攻)

日野会長 5月31日(火)の生活科学科生活総合ビジネス専攻の授業「生活と食育」では、(株)日野商店の日野浩二会長を講師にお迎えし、「長崎と鯨の食文化」と題して講演をいただきました。入江が多い長崎では古くから捕鯨が盛んで、その物流拠点が東彼杵で、畝などのおいしい部分は長崎へ、それ以外は塩鯨にして九州各地へ送られたそうです。現在でも全国で4,000トンの供給に対し約10%を長崎で消費しています。

 学生たちは持参された子鯨の皮に触れ、毛が生えているのに驚いていました。鯨は哺乳類なので、生まれたばかりの鯨には毛が生えているのだそうです。また、鯨のひげをお土産にいただきました。鯨は捨てるところがないほどいろいろと利用されています。

 かつて、欧米では鯨油を採るために捕鯨が盛んに行われていましたが、石油保発見により一部の国を除いて捕鯨が行われなくなりました。そして現在、捕鯨反対運動がおこっていますが、そのきっかけがベトナム戦争だったことには驚かされました。

 なお、図書館では日野会長の著書や鯨のひげ、鯨関連の絵本などのカウンターに展示しています。