2011,6,18(土)

介護福祉専攻では、例年「福祉レクリエーション講座」の公開講座を行っています。今年は、6月18日施設職員45名が参加して、「長崎の伝承歌・遊び」講座を行いました。長崎は歌謡曲も含め、歌の題材に事欠かないですね。長崎、浦上、思案橋、平戸などが歌詞に沢山取り上げられています。当日は、「長崎の蝶々さん」「島原の子守歌」「長崎の鐘」などを時代背景を学んだあとに実際に歌ったり、昔遊びの竹ブンブンや竹返し、お手玉遊び、Sケンを体験しました。参加者は、早速施設で活用したいとしっかりメモを取っていました。 

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 2年生28名が、科目「こころとからだのしくみⅢ」において、シーボルト大学名誉教授の松永恵子先生に「介護予防の試み」というテーマで授業を受けました。長与町の転倒予防教室でのお話を聞き、高齢者体力測定を体験しました。床と椅子に座っての体操・玄米にぎにぎ体操では、ゆっくり動かす運動でからだの筋肉の動きを感じました。体力測定においては、握力や上体起こし・開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行を体験しました。学生より「講義を聞いて筋力アップにより日常生活の活動範囲が広がり、生活機能が高まることがわかりました、今日の体操を毎日続けていこうと思いました」という声もありました。翌日、筋肉痛を感じ、さらに運動の必要性を感じた人も多かったです。 

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  1年生は通年、2年生では前期に開講されている授業です。非常勤講師の富永先生が担当です(写真左白い上着) 。1年次は基本的な日常会話を学び、2年時は1年次の基本をさらにレベルアップした日常会話を学んでいます。1年次より実際にろうあの方とも交流しています。この日はろうあ協会の木村先生(写真右)のお話を聞きました。学生からは「先生の子育てのお話など、普通に生活されているのを知ってすごいと思った。もっと自分でもろうあの方と手話でお話ししたくなりました。」という声がありました。10月に行われる手話検定試験に向けて頑張って下さい。 

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  介護の中で余暇活動は利用者の生活に潤いを持たせてくれます。レクリエーション技術は、1年後期から2年前期に行われる授業です。非常勤講師の井手口先生が担当です。1年生では基本的な福祉レクリエーションについて実際に遊びを通して学びます。2年生ではレクリエーションの素材のアレンジや、個別レクリエーションのプログラム計画について学びます。写真は、長崎在住の折り紙作家の濵田勇先生にいろいろな折り紙遊びを学んでいるところです。「一枚の紙からいろいろな形が出来でき楽しい授業でした。ぜひ高齢者や障害のある人たちとも折ってみたい」という学生の声がありました。次は、いよいよ教育GPで取り組んでいる、長崎伝承歌・遊びの公開講座で一般の方と一緒に学びます。 

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  介護の基本となる生活支援技術を学びます。28人のクラスを2班に分け、小人数のクラス編成で授業は行われます。4月は手洗いの演習、バイタルサインの測定、5月は移動の介護、シーツ交換、6月は食事介助、口腔ケアと学びます。写真右は手洗いの演習の場面です。両手に蛍光塗料を塗布し、せっけんで手洗いをした後、蛍光塗料が残っていないかをブラックライトをあてて見ているところです。爪や、手首に洗い残しがあるようです。写真左は移動の介護の中の疑似体験の様子です。校舎内とバス停周囲を歩きますが、疑似体験をつけての移動は大変のようです。利用者の気持ちと介護者としての介護を知る授業です。

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 6月25日(土)、全学科専攻の参加希望者を対象にゼリーで有名な(株)たらみの小長井工場の見学に行きました。これは、本学が取り組んでいる文部科学省大学教育推進プログラム「長崎食育学を活かした食文化伝承と情報発信」の一環として行われたものです。

 

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生活科学科食物栄養専攻の1、2年生と幼児教育学科の1、2年生が参加しており、品質管理室のマネージャーである木村亜紀さんに工場内の案内と説明をして頂きました。

 

 ゼリー液と果物を容器に詰める充填ライン、容器に詰めたゼリーを冷やし固め、カビ防止のために乾燥を行う殺菌・冷却・乾燥ライン、賞味期限の印字、箱詰めなどを行う検査・包装ラインと各ラインを辿りながら、ゼリーが製造され、配送されるまでの流れを学びました。 機械の使用に加え、手作業で行っていることも多く、正確かつ迅速な動きに学生は目を奪われていました。

 

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 工場内の見学後、食堂にて品質管理室で働いている本学卒業生の池島まどかさんに品質管理の仕事内容と体験談、後輩へのアドバイスをお話しして頂きました。栄養士の資格を活かし、企業で活躍されている池島さんのお話に学生はメモをとりながら、真剣に聞き入っていました。

 長崎県の企業の取り組みを学ぶとともに、社会人として、目標と向上心を持つことの大切さを感じる機会となりました。 お世話になった(株)たらみ 小長井工場の皆様に心より感謝申し上げます。


kyodo05.jpg  6月11日(土)、本学調理室で公開講座、長崎の郷土料理の調理・試食その6 (長崎市編)が行われました。

 この公開講座は一般市民の皆様を対象にした公開講座で、食物栄養専攻の主催で実施されました。この公開講座は毎年、長崎県各地の郷土料理を実際に調理することにより、多くの方に長崎の特徴的な郷土料理を知ってもらうと同時に、失われつつある郷土料理の伝承を目的としております。6回目となる今年度は長崎市の郷土料理を実際に調理し試食を行いました。


pizza08.jpg 6月4日(土)、本学調理室で親子料理教室が行われました。

 この料理教室は本学附属幼稚園の園児と保護者を対象にしたもので、平成23年度卒業研究の一環として食物栄養専攻古賀研究室の主催で実施されました。今年度のテーマは「野菜たっぷりピザづくり」となっており、園児自身が実際に野菜を切ったり調理に参加したりすることにより、野菜に親しみを持ってもらい、野菜を好きになってもらうことを目的としています。


6月5日(日)に幼児教育学科で卒業生の集いが開催されました。

今年の3月に卒業した27名が集まり、先生方に近況を報告したり、同級生と話をしたりして楽しい時間を過ごしました。卒業生たちは、久しぶりに会った先生や友人と話をすることができて元気をもらっていたようです。先生たちも卒業生たちの成長ぶりにうれしさを感じていました。

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 6月4日(土)、生活科学科生活総合ビジネス専攻1年生と食物栄養専攻の2年生有志が参加して、長崎の食文化や地産池消の取り組みなどを取材するためのバスツアーが実施されました。これは、食育バスツアーを実施しました。食育バスツアーを実施しました。長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する 長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する 長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する 長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する 長崎の食文化(外海地区のド・ロそうめんの歴史やかりんとうの製造工程,地産池消など)に触れ,情報発信のための情報や資料を収集する 食育バスツアーなんんななんんしゅなしょしょ本学が取り組んでいる文部科学省大学教育推進プログラム「長崎食育学を活かした食文化伝承と情報発信」と連携して行われているものです。 

 午前中は、長崎市認定農業者連絡協議会の中尾順光さん(写真→中央)が所有する長崎市西山にある畑を見学しました。写真では分かりませんが、同心円状に段々畑や水田が配置され、中心が低くなっているにもかかわらず水が溜まらない不思議な地形でした。こちらの畑では長崎伝統野菜が栽培されており、  他の品種と交配しないよう虫除けのネットで覆われた赤かぶから、種を採る作業を見学しました。 

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 本多さんのジャガイモ畑で収穫体験

 午後は、南島原市北有馬町にある農事組合法人 ながさき南部生産組合(近藤一海代表理事・←写真右端)を訪問しました。こちらでは「安全な食べ物を長崎の大地から」を合言葉に、およそ150戸の農家が有機栽培などに取り組んでいます。まず訪れた本部センターでは、タマネギ、トマト、ジャガイモなどの選別・出荷の作業を見学、代表理事より組合の取り組みや土づくりの説明をうかがいました。

 続いて組合員の本多さんご夫妻のジャガイモ畑で収穫の体験をしました。最初は恐るおそる畑に入っていた学生も、柔らかい土に触れ、コンテナに何杯も収穫していました。ながさき南部生産組合の取り組みは、 NBCテレビ6月12日(日)17:57からの「夢を追う人々」で放映される予定です。 

 伝統野菜を守る取り組み、食の安全への取り組みに触れ、農業について考える1日となりました。

 

 

 
 


日野会長 5月31日(火)の生活科学科生活総合ビジネス専攻の授業「生活と食育」では、(株)日野商店の日野浩二会長を講師にお迎えし、「長崎と鯨の食文化」と題して講演をいただきました。入江が多い長崎では古くから捕鯨が盛んで、その物流拠点が東彼杵で、畝などのおいしい部分は長崎へ、それ以外は塩鯨にして九州各地へ送られたそうです。現在でも全国で4,000トンの供給に対し約10%を長崎で消費しています。

 学生たちは持参された子鯨の皮に触れ、毛が生えているのに驚いていました。鯨は哺乳類なので、生まれたばかりの鯨には毛が生えているのだそうです。また、鯨のひげをお土産にいただきました。鯨は捨てるところがないほどいろいろと利用されています。

 かつて、欧米では鯨油を採るために捕鯨が盛んに行われていましたが、石油保発見により一部の国を除いて捕鯨が行われなくなりました。そして現在、捕鯨反対運動がおこっていますが、そのきっかけがベトナム戦争だったことには驚かされました。

 なお、図書館では日野会長の著書や鯨のひげ、鯨関連の絵本などのカウンターに展示しています。