食物栄養専攻では長崎で活躍されるプロの調理の先生をお招きし、定期的に特別調理講習会を開催しています。
今回は㈲さかもとレストラン Chez Dejima 専務取締役の坂本洋一先生をお招きし、西洋料理に関する調理講習会を開催しました。この講習会には、本学食物栄養専攻の1,2年の学生52名と教職員8名が参加しました。
今回は西洋料理をテーマに取り上げ調理講習を行いました。最初に坂本先生からローストビーフ、ジャーマンポテト、レアチーズケーキの3品についての作り方を、実際に調理してもらいながら説明してもらいました。プロの調理人の調理技術は素晴らしく、また、調理手順や調理方法は科学的、論理的に構成されており、将来、栄養士として働く学生にとって大きな財産になったとおもいます。
坂本先生の師範が終了した後は各班に分かれ、実際に調理を行いました。坂本先生のようにはうまくいかず苦戦する学生もいましたが、坂本先生の指導のおかげで、全員無事に料理を完成することができました。調理終了後には坂本先生を含め全員で試食を行い、自ら作った料理に舌鼓を打ちました。
最後に坂本先生から、『給食などで食事を大量に提供する場合は、調理の過程がただの作業のになりがちです。しかし食事を食べていただく人のことを考え、1食毎に心を込め美味しく調理し、きれいに盛り付け食事を提供し、喫食者に喜んで食事をしてもらう心を忘れてはいけない。』と栄養士として働いていくうえでの心構えについてお話してもらいました。
調理技術だけではなく、食に関するプロとして働いていく心構えについても教えて頂いた貴重な調理講習会となりました。