食物栄養専攻では長崎で活躍されるプロの調理の先生をお招きし、特別調理講習会を開催しています。
今回は、㈲さかもとレストランChez Dejima 代表取締役社長の坂本洋一先生をお招きし、調理講習会を行いました。この講習会には、本学食物栄養専攻の1・2年生の29名と教職員8名が参加しました。
まず、坂本先生から包丁の持ち方、食材の切り方といった基礎的なことを教えていただき、その後鮮魚のアクア・パッツァ、春野菜と牛ロースの温サラダ、イチゴのムース、以上3品についての作り方を、実際に調理していただきながら説明してもらいました。プロの調理人の技術は大変素晴らしく、将来栄養士として働く学生にとって、貴重な経験になったと思います。
坂本先生の師範が終了した後は、各班に分かれて実習を行いました。鮮魚のアクア・パッツァは、シンプルな材料であるにもかかわらず、素材の味が生きた料理となりました。春野菜と牛ロースの温サラダでは、バターソースを乳化させる所が大変だったり、イチゴのムースは、スポンジが上手に切れなかったりと、苦心することもありましたが、坂本先生の丁寧な指導のおかげで、全員無事に料理を完成することができました。調理後は、坂本先生を含め、全員で試食を行いました。
最後に坂本先生から、仕事を続けていくうえで、大切なのは初心を忘れないこと、それがモチベーションにつながるという、仕事への心構えについてのお話もしていただきました。
調理技術だけでなく、食に関するプロとしての姿勢を学ぶことができる貴重な講習会となりました。